幻魔ガネーシャ

ガネーシャ【出身地:インド】

 ヒンドゥー教の知恵と学問の神。シヴァとパールヴァティの息子である。性格は温和で、象の頭に一本の牙、腕は四本あり、背は低く、布袋腹の男の姿で表される。

 彼が象の頭になった理由は諸説あるが、代表的なものを挙げておこう。パールヴァティは入浴中、夫のシヴァの侵入を遮るために、護衛の息子を造ることにした。彼女の垢と香油を混ぜて一本の指を作り、ガンジス河の聖水で育むと、美しい青年が生まれた。しかし彼は浴室に入ろうとした父シヴァに首をはねられた。悲しみのあまり怒り狂ったパールヴァティを鎮めるために、シヴァは最初に見つけた者の首、象の首を据えつけたのだ。

 別名であるガナパティは元々災厄や疫病の神であったが、逆にこの神を祀ることによってあらゆる障害を取り除き、福徳を授かろうと考えるようになった。インドでは重要な事業の開始にあたっては必ず供養され、商人の信者が多い。

幻魔クルースニク

クルースニク【出身地:スロベニア】

 光の力の加護を受けた、善なる吸血鬼始末人。その名は「十字架」に由来する。

 クルースニクは同じスロベニアの吸血鬼であるクドラクを宿敵とし、比類なき戦いを繰り広げる。両者は豚、雄牛、馬などの動物に変身して戦う。クルースニクが変身した動物は白い色をしている。神の敵であるクドラクは決して光の使者に勝てないとされ、両者の戦いは、常にクルースニクの勝利で幕を閉じる。

幻魔ナタク

ナタク【出身地:ナタク】

 中国の古典大衆演劇『封神演義』に登場する、ホムンクルスの一種。

 煉気術の粋を懲らし、1500年かけて作られた霊珠が女性の体内で育てられ、生まれながらの仙人となった。幼くして青龍の皮を剥ぐほどの怪力である。