妖鳥ルフ

ルフ【出身地:アラビア】

 アラビア伝説の鷲にも似た姿をした巨鳥。ロックの名でも知られる。『アラビアンナイト』の中のシンドバットの冒険に登場することで知られるこの鳥は、インド洋のとある島に棲むと言われる。

 その巨体ゆえに食べるものもケタ違いで、象を一呑みにする蛇を食べるだとか、象そのものを爪で抱えて空から落とし、その死骸を食べるなどと伝えられる。

妖鳥バイブ・カハ

バイブ・カハ【出身地:アイルランド】

 ケルトの戦いの三女神。有名なワルキューレと同じ働きをする女神でもある。ダヌー族の主神ヌァザの神妃でもある彼女らは、カラスの姿で戦場の死体をついばむ、魂の運び手だ。

 戦場に現れ、士気を煽り、残虐な戦いをおこなわせる軍神であるが、死ぬ運命にある者の名を告げたりするので、死神的なイメージも強い。

妖鳥マッハ

マッハ【出身地:アイルランド】

 ケルト神話の戦いの女神。バイブ・カハ、モリーアンなどと同一視されることもある。戦場を飛びまわる、殺戮・復讐・死を司る無慈悲な女神である。しかしその一方で、豊穣・活力・性愛も司っており、様々な伝説が集約された女神とも言える。

 マッハは邪眼の魔王バロールとの戦いで、夫や一族の破滅を幻視したため、心臓が張り裂けて死んでしまった。ケルトの戦士たちは、討ち取った敵の首を釘で門に打ち付け、マッハに捧げたという。

妖鳥ベンヌ

ベンヌ【出身地:エジプト】

 エジプトの聖なる鳥。

 オシリスの心臓から飛びだし、青鷺の頭を持ち、黄金に輝く太陽の使者、または化身と言われる。ギリシア人は赤と黄金の翼を持つ鷺と見て、フェニックスと同一視した。

妖鳥ハーピー

ハーピー【出身地:ギリシア】

 「かすめとる者」という意味の、ギリシアの風の精。死者の魂の運び手である。